渡邊穣のブログ

おもにヴァイオリンに関する事, 時々その他

ヴァイオリン 音程を学ぶ (5)

ヴァイオリンの壺

「壺」を国語辞典で引くと「三味線や琴の勘所(かんどころ)」という意味が載っています。ヴァイオリンでは、壺が合っている、とか、壺がずれている、などの言い方で使います。
ヴァイオリンの五度を押さえる位置が4本の弦で横に一直線に揃ってないことを、壺がずれている、と言います。
壺が完璧にあっているヴァイオリンは、たぶんありません。多かれ少なかれずれがあります。

壺がどのようにずれているのかは知っておいたほうが良いでしょう。
では、楽器の壺がどのようにずれているのか見てみましょう。

この場合は音程測定機を使って、各弦のチューニングを正確にして下さい。
次に、音程測定機を使って各弦の1オクターブ上のGDAEを爪で押さえ、鉛筆で印を付け、見てみます。他の音程でも試してみてください。
実際は指の腹で押さえた音程になるので鉛筆で書いたものとは違った感覚になります。